善福寺川緑地~和田堀公園を散歩写真でご案内。ほぼ毎日出かけます。毎日撮しても新しい発見があります。これは感動です。桜・芙蓉・百日紅・紅葉・鳥たちも。季節ごとの移り変わりを日々の写真でお楽しみください。


by snagai64
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カテゴリ:⑨寄居~永田 その2( 1 )

《荒川を歩く》
 第9回(2004.7.17)の2
  寄居~永田 ② 
(東武東上線経由秩父鉄道)

( 雑 記 )

 紫陽花

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 いよいよ梅雨。皆様はこの季節如何でしょう?善福寺川緑地散歩写真を楽しみにしています私は、紫陽花の七変化を期待しています。

 大昔の話で恐縮ですが、九州の山奥の鉱山にいたころ、巨大なエレベーターが建築されました。地下1,000mの深度まで掘削され、荷物や人員を運搬するためのものでした。その施設の土台の岩石や土盛りに、飾りのためでしょうか紫陽花が植えられたのです。そのいわば荒れ地に、なんとたくましく根付き花を咲かせるのです。そのとき、紫陽花は荒れ地の植物であると、強く印象つけられました。当然花を咲かせる植物としては生命力が強いというか、手がかからないものであろうと予想しています。

 都内も周辺も紫陽花の名所なるものが多く紹介されています。鎌倉の有名お寺などは、シーズンは満足に歩けないほど見物客が見えるそうです。そのお寺の関係者は、先見性に、してやったりの満足感をお持ちのことでしょう。梅雨時の観光に不向きな時期に大勢きてくれる。しかも私見によれば、荒れ地に育ちしかも手がかからない。
 紫陽花以外に似たようなものとしては、春のポピー、秋のコスモス。夏の向日葵。造成したがなかなか売れない分譲予定地、耕作をあきらめた休耕田。おいでおいでと、便利な花々があちこちに植えられています。

(( 本 文 ))
 「 賑やかな河原 」
 かなり以前に読んだ、いわゆるアウトドアー遊びの雑誌に、河原でのデイキャンプを紹介していた。四輪駆動車と称するわが国の道路ではその装備を使いようもない「ごつくて」「高価な」お遊び車を河原に乗り付け、バーベキューや水遊びをするというものである。
 そもそも四駆なる乗り物は軍用車であり、戦後日本では進駐軍がキャンデーやチョコを貧しくひもじい日本の子供にばらまいた、私としては良い印象を持ちようのない車である。
 どこかのメーカーがアフリカの砂漠でのラリーに連続勝利し、それを国内市場に投入した車である。軟弱な日本の国土に売り込むため、
「街乗り」と称して、軍用車にはあるまじき華奢な装備で売り込んだのである。購入者は、車の機能を試したく、山地や海岸で乗り回したらたちまち自然破壊とごうごうたる非難を浴びた。従って、その高価な車の機能を発揮する場所は日本ではほとんど無い。

 その点、河原は四駆向きである。砂・砂利の河原の平面は普通の乗用車では、たちまち砂地獄に車輪が埋没してSOSである。本日、この暑い河原に、家族連れで乗り込み、車を砂地から脱出しようと苦心している人々で、あふれていた。 土手から河原に乗り入れるルートは数カ所あるが、メインのほぼ安全なルートの入り口には検問所があり、入場料を徴収しようと、年配の麦わら・手ぬぐいの男女が多数待ちかまえている。
 単なる石ころだらけの河原の駐車が有料??「かわせみ河原 環境美化管理所」なる急ごしらえの看板を貼り付けた家屋がありそこが徴収事務を行っている。
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 荒川を歩いてわかったことだが、国の管理する河川・河川敷は国有地である。但し多くの場合、河川敷などは地方公共団体や稀に民間(ゴルフ場など)が借用しているようだ。
 川博は埼玉県立の施設なので隣接する「かわせみ河原」も埼玉県の借用地なのであろう。
「環境美化管理所」の美化とはどんな仕事なのであろう。
 同じく「管理所」の「事業」として「遊覧船」の運行?がある。「遊覧船乗船チケット」は「大人600円」「子供300円」也。
長い竿を持ったおじさんが15人くらいの乗船客をのせ、近場を周航する。家族連れは切符代が大変だ。
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 暑い河原を横切りやがて本日目的の

「さいたま川の博物館」
に到着。
これまた一大アミューズメントパークである。

*** さいたま川の博物館 ( HPより)

川について楽しみながら学べる体験型博物館
「埼玉の母なる川-荒川を中心とする河川や水と人々のくらしとのかかわり」をさまざまな体験学習を通して理解してもらうことと、 環境保護について河川の浄化や水循環の視点から身近な問題としてとらえてもらうことを目的に、平成9年(1997)、「かわせみ河原」のそばにオープンしました。 一方的に情報を伝えるのではなく、「楽しみながら学べる体験型博物館」として、子どもから大人まで、誰もが親しめる博物館です。
 館内の展示模型には、実際に乗ったり動したりできるものが多く、また屋外では水を使った、あるいは水にかかわる遊具などを使用したアスレチックもあります。 各種イベント・講座も定期的に開催しています。

                                             ***
その規模は博物館としては想像以上である。
「 施設規模 」

敷地面積 40,669㎡
(後楽園ドームの 3.1 倍)
延床面積 本館 3,998㎡
 レストハウス 824㎡
 屋外便所・渓流観察窓ほか 616㎡
 本館及びレストハウスとも
 鉄筋コンクリート造2階建て
(本館には屋上展望台があります)

「 展示施設一覧 」

 第一展示室;第二展示室 ;荒川情報局    アドベンチャーシアター ;荒川わくわく               ランド  
 「 荒川大模型173」  
  渓流観察窓;噴水広場 ;水車小屋広場   展望塔;展望塔から見える山 ;彫刻 大陶版画;宮川;レストハウス ;その他の親水施設

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 どうだ参ったか!の規模である。ちなみに建設費の資料はHPでは明らかでない。

 せっかくだからレストハウス(無料)のテーブルの一角に座り、持参のおにぎりを食す。この暑さ、持参のボトルの飲料は残り少なく、自販機で補充する。とにかく家族連れがわんさかで、若いお母さん、お父さんの奮闘に心の中でエールを送る。もうすぐ夏休みなのであろう。 その昔、仕事にエネルギーを消耗され、家族特に子供たちと充分コミニュケーションを持てなかった日々に想いが戻り、少々センチになる。家族連れの洪水の中に、ぽつんぽつんと私と同年配らしい人も点在する。どんな楽しみでこの川博を訪れたのだろう?

「荒川大模型 173」
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 私が川博を訪れた最大の目的・楽しみは荒川の縮尺模型である。まず、上階に上り屋外にある模型の俯瞰を楽しむ。東京湾の河口を遡上した荒川の流れは熊谷近辺で急カーブを描く。模型の荒川も当然カーブを描く。そのカーブを妨げないように本館の建物は円形に建てられている。1000分の1模型とのことである。「173」とは荒川173kmを表す。
 地上に降りて、1000分の1を歩いてみる。上流部はダムがある。驚いたことにボタン操作で、水が流れてくる。上流部はほんのわずかに思える。それ以外はわずかな勾配で海に連なる。わずかな部分の上流部であるが、源流は2,000m級の山間部である。この山間部の急勾配は並ではないぞ!「荒川を歩く」の目的は「河口から源流まで」であるが、山間部はとても自分の体力・技量では無理であろう、少々残念な予感がする。
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 「男 衾」
 東武東上線の駅に「男衾駅」がある。なかなか読めないが「おぶすま」である。HPによれば
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 衾は寝具を意味し、ふとんのことです。奈良時代になぜ寝具の言葉が地名に使われたのでしょうか。特別な由緒があったのでしょうか。代々、新天皇が即位する時、「真床男衾之儀」と呼ぶ儀式を行います。この寝具で一夜を過ごすことにより、神の力や祖先の霊力を得るといいます。儀式に使われる寝具はどこかで特別に作るのでしょうか。

 「男衾」の名は現在の寄居町に残されましたが、奈良・平安時代から江戸時代末まで寄居・川本・江南・小川・嵐山・滑川の町村を含む郡名でした。
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 私などはすぐには読めない「男衾」。その言葉が地名として奈良時代から連綿と継がれている。行政の無理な合併行動により、カタカナの市名も検討された近年の地名のいい加減さ。そのことを思うとき、「男衾」はとても尊敬に値する。鎌倉の武将、梶原氏の時代には重要な地名であったとのことである。

 「花園橋」
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 本日の目的地、秩父鉄道永田駅へ向かう。その為には再度荒川を渡る必要がある。関越自動車道の橋の上流に花園橋が架かる。花園町の地名にちなんだ名前であろう。河口から90kmの地点となる。荒川173kmの52%をこの脚で遡行したことになる。荒川には数々の立派な橋が架けてある。
 花園橋は歩道もしっかりしている。水面からどのくらいの高さがあるのだろう。川幅も堂々としている。上流側を眺めると誠に雄大な夏雲が立ち上がっている。
 見事な川の流れ、堂々たる夏雲。日常生活ではとてもお目にかかることの出来ない、大きな自然に抱かれた景色。もし車でこの橋を通過したとしたら、とても味わえないであろう感動を今存分にこの身に感じた。
                              この項終わり

                               2006年6月 記
by snagai64 | 2006-07-01 12:33 | ⑨寄居~永田 その2