善福寺川緑地~和田堀公園を散歩写真でご案内。ほぼ毎日出かけます。毎日撮しても新しい発見があります。これは感動です。桜・芙蓉・百日紅・紅葉・鳥たちも。季節ごとの移り変わりを日々の写真でお楽しみください。


by snagai64
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いろんな歩き: Sunshin60 2005年2月

 Sunshin60
      

 急にサンシャインに行きたくなった。
たまたまTさんに誘われていたミニ撮影会が中止になったので、その代案として思いついたのだ。
 もっとも、伏線はあった。BookOffで求めた角川文庫「椎名誠 日本細末真実紀行」の中に「雨降りだから高層ビルに登った」でサンシャインビル紀行?を読んだばかりであった。

 大昔になるが、初めての転勤で東京から四日市へ移り住んだ。その間に地上60階の高層ビルが竣工したのである。帰省した際、地上60階とはどんなもの?の興味に惹かれて、長女を伴い見物に出かけた。
 そのとき彼女は水族館のラッコを大いに喜んだものだ。私といえば、オリンパスOM1の50mmでは地上から屋上までは収まりきれない大きなビルの出現に驚いた記憶がある。

 池袋はたびたび訪れているが、その後サンシャインに出かけたことはないので、1978年以来の27年間の変貌は大いに興味のあるところである。とはいっても、私の記憶はほとんど消滅しているので、シーナさんの文章が本日のガイドである。

 2月17日(木)、当日のメンバーはTさん、Yさん。池袋といえばYさん、Yさんといえば「千登利」。
 我が属する写真クラブマーキュリーの撮影会の成否は反省会の盛り上がりに尽きると、常々思っている。撮影うんぬんよりも、反省会をこよなく愛する私としては、計画段階から浮き立つのである。 
 Yさんのご案内で東口パルコ前の交番に2時集合。早速出発、といってもビックカメラ本店の地区故、少々覗く。店頭に高価な三脚が脚をそろえている売り場でやはりデジカメを冷やかす。ニコンクールピクスがレンズ交換なしではあるが800万画素とある。もっともお値段はD70セットが買えそうだ。
 サンシャイン建築当時、Yさんは社業のサイン工事でたびたび通われたそうであるから、またとない案内人である。

 シーナさんの文章では「高速エレベーター」「60階の展望台」「水族館」「プラネタリウム」とサンシャイン名所はすべて書かれているので完璧ガイドであるが、今日は撮影会なので許す限り(行き当たりばったりということ)見てみましょうと相談。

 まずは「展望台」。そのためには専用の「高速直通観光客様御用達エレベーター」に乗らねばならない。料金は630円也。シーナさんの時は600円。シーナさんの時は消費税はまだなかった?から実質値上げはないということであろう。もっとも59階レストラン街は無料である。ということは、1階違いで600円の差額が生ずる。エレベーター料金というより展望台入場料なのだろうか。
 そういえば、横浜MM21のランドマークタワーの場合、最上階はレストラン・パーテイフローアーでエレベーター無料。1階下の展望台は確か1,000円。サンシャインにしても、ランドマークにしても、レストランへのエレベーターは無料だが、その分料理のお値段が高いので、知らずに払っているのかも。
 エレベーター料金の事で長くなったが、普段は絶対有料展望台に登ることはしない(展望台でお金を取る根性が許せない)がシーナさんの記事は勿論、サンシャインから展望台をはずしたら撮影会としては方とをなさないと思ったからである。
 さすがに「展望台観光客様御用達」エレベーターだけあって、そのスピードはすばらしい。わずか35秒。三脚据えて暮景・夕景・朝景の撮影では期待の35秒であろうが、日常の一日24時間の中では何事ができる時間であろうか。往復だと70秒。もっとも階段だと1204段。
 さらに驚くサービスが。エレベーターのドアが静かに閉まると、室内の照明が消え、天井から青白いライトの中に星と海が奇妙に同居した世界が現れるのである。星はプラネタリウム、海は水族館を表すのであろう。展望台の後は是非いらっしゃいと誘うのである。 これはサービスというより、コマーシャルである。

 35秒後に展望台階の扉が開き、右手に料金所がある。700円で飲み物が付く。
 展望台はかなり広い。長方形の東西南北全ての方角に展望がきく。ここは240mの高所。今まで有料展望台を敬遠してきたためか240mの展望はまことに迫力がある。また新宿などと違い、ご近所に高層ビルのない地区故か、見晴らしがまことによろしい。快晴とはいかないが、そこそこの展望(市街地は充分)がみられるのでよかったなの気分。

 展望台で嬉しかったのは、「北側」の窓から眼下に、隅田川・荒川のペアが見えたことである。まるで立体地図を見ているようだ。もっともこちらが本物なのだが。
 あーあの川筋を歩いたのだ!そうすると、周辺の景観も乏しい知識ながら見えてくる。それにしても一部の隙間もなく景色が詰まっている。「西側」は眼下に池袋の町が。集合場所のパルコ前も。「南側」は新宿方面。中野サンプラザが奇妙に孤立峰のように見える。新宿ほど高層ビルが密集していないからであろう。
 前日の雨の湿気のためか高層ビルの足下はもやっている。その先の富士山は今日は見えない。晴天ならば、新宿都庁展望台よりもサンシャインの方がよく見えるに違いない。「東側」は六本木ヒルズ方面と案内されているが、皇居方面の方がよいのではと思った。高層ビルライバル?を意識しての事であろうか。
 サービスに窓際から見下ろせる「真下観覧スペース」が設けられ、窓ガラスまで登って真下を望む仕掛けである。240mと思うと若干靴の中がムズムズしてしまう。

 フロアの真ん中のスペースにギャラリーがあり、劇団の舞台写真が多数時代を追って展示してあった。たいして興味を引かない。それよりも、シーナさんが書いていた、おみやげ屋・記念メダル・メダル刻印機はちゃんとあった。さらに、似顔絵コーナー。二人連れが画家の前で神妙に座って書いてもらっている。似顔絵というのは一種のデフォメルの美というか、その巧みさが売りだと思うが、この画家の肉体は体重は100kg超のようであり、画家肉体の存在自体がデフォメルである。表情はとても優しさを感じた。

 一回りして、飲み物の時間だ。立派なカフェラウンジがあり、平日故か閑散で静か。たまたま、我が新デジカメ(オリンパスC-70 Zoom)の話題になる。コンパクトデジカメなので、Tさんがいろいろ心配の質問連発。インターバルが遅いのでは。画素は?望遠は?なぜコンパクトなのか、なぜC-70なのか、よくぞ聞いてくれましたと、説明に熱を入れる至福の時。そういえば、Yさんの「F 6」にお目にかかれると楽しみにしていたが、今回はお預けだった。
(眼下の景色、遠方は若干もやのかかった状態、を撮影したが、思ったよりも細密地図のような景色を撮影したが、かなり細密に表現できて、驚いている)

 展望台に別れを告げ、35秒で1階に降り立ち、水族館、プラネタリウム見物に向かうが、水族館は1,800円に驚き、プラネタリウムは入場が毎時1回とのことでタイミングあわず、あきらめてTさんの知識を頼りにナムコ・ナンジャタウンに向かう。

 「ナンジャタウン」とは何じゃ?

 6つの街に3つのテーマパークと
     23のアトラクション!
 懐かしさ&おもしろさ満載のテーマパーク
 入口で入場料300円也と知らされて一同一瞬ひるんだが、まあまあということで何となくプリペイドカードを買い、駅の改札口よろしく入場する。辻さんのお話だと「昭和30年代の町並み」を再現しているとのこと。どうやら彼の最近のデジカメ撮影テーマ「昭和は遠くなりにけり」に沿った見物のようだ。もっとも、サンシャイン見物自体が、私のシーナ記事をたどったものだから、彼のテーマに沿うのもよいことである。
 ビルの2フロアーを使った広大な空間に様々な見せ物が詰め込まれている。もっとも商売優先だから、至る所で小銭を使わせようとする魂胆が伺える。断固お金を使うものかと巡ったものである。

 それにしても、若者が平日にもかかわらず大勢詰めかけているのはなぜ?「昭和は遠くなりにけり」は今の若者には新鮮なのか?それならば「遠い昭和」を撮影して紹介するTさんにも大きな責任が生ずる。なぜなら、「遠い昭和」を彼らは実際には知らない。だからたくさん紹介して啓蒙してほしい。

 ビルの外に出る。Yさんが特別に案内してくれたのは、隣接する公園の一角にある「恒久平和のために」と書かれた、自然石で作られた「碑」である。文字面だけでは何のこと?と思われそうだ。サンシャインの敷地はご存じ巣鴨プリズンの跡。この碑は処刑場があった場所にあるのだ。様々な思いが交錯する場所でもある。Yさんの案内がなければ、永久に訪れることはなかったであろう。

 日も傾いてきた。待望の反省会「千登利」である。5時なのでいつもの指定席に3人座ることができた。
 いつもこの店の話をしてToさんをうらやませているとのことで、電話しようかと相談したが、現役の国家公務員に5時とはいえ、反省会の案内をしたものかと思案し、取りやめになった。Tiさんもこの店のフアン(ご主人が元相撲界)ついでに女将さんは宝塚の麗人?久しぶりだったせいか、大いにお酒がすすんだ。
 仕上げに池袋で一番おいしい日本そば屋に案内された。これは本当においしい。

 短い時間であったが、ミニ撮影会は楽しく終了した。
 最近、私は家庭の事情でほとんど遠出が出来なく、このような撮影会はありがたい。

 例えば、高層ビル展望台巡りミニ撮影会、山手線各駅停車撮影会、私鉄沿線駅前商店街シリーズ撮影会、○○バス途中下車ミニ観光撮影会、明治の建築遺産を巡る撮影会、富士見町・富士見台の現在風景、首都圏の寺町を巡る、文豪の書いた坂のある町撮影会、文士村・文士町を訪ねて・・等々

 「交通費がかからなくて、時間が短くて、反省場所が楽しい」このようなミニ撮影会を多く発掘しなくてはと、思っている。

2005年2月
by snagai64 | 2005-10-13 16:07